2013年09月03日

ルセンティスの勉強会を行いました

今年3月に説明会を実施して頂いたルセンティスですが、今回新たに適応症が承認されたとのことで再度勉強会を行いました。

新たに承認された適応症は以下の二つになります。

「網膜静脈閉塞症(RVO)に伴う黄斑浮腫」
「病的近視における脈絡膜新生血管(mCNV)」

どちらの疾患も視力予後が悪く、新しい薬剤の登場が待ち望まれた中での適応症の承認です。

RVOは網膜静脈分枝閉塞症(branch retinal vein occlusion:BRVO)と、網膜中心静脈閉塞症(central retinal vein occlusion:CRVO)の2種類に分類されますが、ルセンティスはこのどちらにも使用が可能とのことです。

現在日本の抗VEGF阻害剤でこの二つの適応症(RVOとmCNV)が承認されているのはルセンティスだけになります。

今回は網膜静脈閉塞症(RVO)に伴う黄斑浮腫について教えて頂きました。

RVOは40歳以上の日本人の2.2%位の方が罹患しているといわれており、特に高血圧が重要なリスクファクターとされています。

今後更に高齢化が進むこと、生活習慣病の患者様が増えることが予測されることからRVOに罹患する患者様も増えると言われていて、現在はレーザー治療や手術が主な治療法です。

ルセンティスは2009年3月に日本で初めて加齢黄斑変性で承認されており、国内外での使用実績も豊富で効果・安全性ともに十分確認されており、また今回の適応症追加に伴い薬効分類名も変更となり、「加齢黄斑変性症治療剤」から「眼科用VEGF阻害剤」となりました。

岡眼科ではレーザー治療も手術も行いますが、新たに抗VEGF薬が加わることで患者様の治療の選択肢が増えることは大変良いことだと思います。


看護師:植野


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